神奈川大学 国際日本学部
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 歴史民俗学科 学科主任からのメッセージ
歴史民俗学科
学科主任 前田 禎彦

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます! 歴史民俗学科の教員一同、これからの4年間が、みなさんの人生のなかでももっとも充実した大切な時間になるよう、全力でサポートしていきたいと思っています。

歴史民俗学科では、日本の古代から現代にいたるまでの「歴史」と、日本や東アジアの各地域に伝わる生活・生業や信仰・儀礼など身近な「民俗」を2本柱に学びを広め深めていきます。

今を生きる私たちの“経験”は、長い長い時間のなかにおける人びとの “経験”からすれば、本当にわずかなものにすぎません。歴史と民俗には、過去から現在に人びとが大切に伝えてきた“知恵”がたっぷりとつめこまれています。

それら、放っておけば消えてしまいかねない、貴重な文化遺産の古くて新しい価値を、頭だけではなく自分のカラダと感覚をフルに生かして発見・活用し、未来へとアクティブにつなげていくことが、これからの私たちには求められています。

これが、歴史民俗学科の学びの3つめの柱となる「文化創生」です。

まずは身近なところから始めてみてはどうでしょうか? 大きな事件や重要な人物だけが大切なのではありません。
自分の身のまわりの出来事やモノに過去から今に伝わる、どんな謎や秘密が隠れているのでしょうか? “答え”を得るには“問い”から始めなければなりません。

受験勉強でちょっと固くなった頭をときほぐし、新鮮な気持ちで問いかけてください。そして自分の力で自分なりの答えをさがしてみてください。私たちがそのお手伝いをいたします。そこからきっと思いがけなく豊かで広い新しい世界が開けていくことでしょう。

みなさんの成長を期待しています!