神奈川大学 国際日本学部
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歴史民俗学科

主な科目

主な科目

文化資源論

本科目では写真、建築物、記念碑、祭礼、見世物などを文化資源として扱い、それらを生み出して存続させたり、禁止・撤廃・隠蔽したりする社会や国家の有り様に目を向けます。

文化創生実践論

文化創生の担い手となるために必要な視点や方法論を、具体的な事例や話題を通じて学修。地域社会における文化創生に貢献する文化活動について、実践的な知識と技能を修得します。

博物館情報メディア論

博物館における情報・メディアを具体的に紹介し、メディアとしての博物館について体系的に学修。受講者は講義、グループ討議、演習によって、学芸員の基礎的能力を養えます。

東アジアの交流史

近現代の日本と東アジアとの交流を考える上での、基本的な歴史事項の理解が目標。台湾、朝鮮、中国との関係を通じ、東アジアの中の日本を通史的に分析する視点の習得を促します。

東アジアの民俗

民俗学は自民族の日常性、民俗を対象とする学問とされてきましたが、全体像を知るためには、比較の視点が必要です。自然・歴史的条件の共通性が高い東アジアの民俗事例と比較することで、日本の民俗の理解を深め、全体像を明らかにしていきます。

沖縄の民俗

沖縄の民俗文化は、日本本土と大きく異なり、日本だけでなく中国との影響なども多分に含まれ、周囲の民俗文化と比較することができます。本科目の授業形態は講義として行い、沖縄の民俗文化を、東アジアの視点で広範囲に検討していきます。

歴史史料実習(近世)

古文書・古記録に使われている、くずし字解読の初歩的なトレーニングを実施。合わせて、実際の古文書の取り扱い方、古文書調査の際の注意すべきポイントなどを学びます。

民俗学概論

当たり前だと思われている日常生活の変遷を追い、その歴史や意味を学修。新たな視点で日本文化を見つめ直すことによって、日本民俗学の概要および基礎を身につけていきます。

日本の社会史

平安時代の平安京を舞台とした都市社会の社会構造を、犯罪と刑罰という法秩序の視点から捉え直します。貴族の日記や『今昔物語集』などを素材としながら、都市社会を構成する多様な階層の人びとの存在形態と都市社会の構造を考えていきます。

民俗調査実習

『民俗調査実習Ⅰ』と『民俗学実習Ⅱ』があり、受講生は両方の授業を受けることによって、民俗学を学ぶ上で欠かせない、民俗誌作成のための調査方法を修得することができます。

歴史民俗資料入門

日本常民文化研究所が所蔵する古文書・古記録・絵図・絵画など繊細で脆弱な資料の取り扱いを体験的に学び、口頭伝承・映像・民具などの収集方法や扱い方の基本を学修します。

民具論

日本常民文化研究所の所蔵資料を有効に活用した講義。渋沢敬三らアチックミューゼアム同人の足跡を辿りながら民具学史を概説し、民具の調査研究法から地域博物館・資料館における保存展示法まで、有形民俗文化としての民具資料論を概論します。