国際文化交流学科のゼミナールについて紹介してくれますか?
ゼミナールは、特定の分野を専門とする先生のもとで、自分の興味・関心のあることを学習できる場です。私は、西洋史を取り扱う山本信太郎先生のゼミナールでクリスマスについて研究しています。担当する先生によって、ゼミナール内で扱われる分野・授業内容が異なるので、早くから様々なゼミナールを調べておくことをお勧めします。
山本先生のゼミはどんな感じですか?
山本ゼミナールでは、(1) 自分の研究を進める、(2) 研究内容を全体に報告する、という2つの流れを基本に、日々学習を進めています。質疑応答で様々な立場からの意見を聞くことが出来るため、報告をしたら終わりではなく、より深く考えることが出来るようになります。その合間にレジュメの構成、参考文献や典拠中の書き方などを学ぶこともでき、ゼミナール外の授業にもつなげられました。
ゼミナール以外にも役立っているんですね。他にはどんなことをするんですか?
全学年合同で行われる研究報告会、夏休みのゼミ合宿、年末の論文作成など、イベントが尽きないので、長期休暇の間も研究に力を注ぐことが出来ます。自分の好きなことをとことん追求したいという人には、山本ゼミナールは本当にお勧めです。もちろん、他のゼミナールでも同様に、自分の学びたいことに力を入れて取り組むことができると思います。
ゼミに入って得られたことは何ですか?
私は、ゼミナールを履修したことで、ロンドンのクリスマスマーケットや、ドイツのクリスマス博物館に足を運ぶなど、以前よりも積極的に行動するようになりました。
写真はクリスマスマーケットを訪れたときのものですね。
実際に現地へ行って、驚いてしまうこともあります。ですが、ゼミナールで様々な視点から考えることが大事だ、ということを学んだおかげで、それは自分とは違う視点からの見方なのだと理解することができました。「文化に優劣はない」ということを学んではいましたが、実際に自分がそう考えることができるのか不安に思っていました。ゼミナールをきっかけに海外へ行ったことで、文化をただ否定したり受容したりするだけではなく、そのような文化が「ある」と理解できたということが私の中で大きく変わったなと思えたことです。
国際文化交流学科 3年
菅沼 舞央 さん
掲載内容は、取材当時のものです