神奈川大学 国際日本学部
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歴史民俗学科

Department of
History and Folklore Studies

歴史民俗学科で
学ぶということ

過去から受け継がれてきた歴史と民俗、それを現代の地域おこしや文化財保護、観光資源にどのように活用し、未来へとつなぐかを考える。それが歴史民俗学科の学びです。

日本の古代から現代までのすべての時代区分の「歴史」、日本の各地域における信仰伝承や儀礼伝承などの「民俗」、それらの文化資源を地域おこしや観光に活用する「文化創生」の3つの分野から学びを深めます。
歴史民俗学科の学びのルーツは、日本の民衆の生活・文化・歴史を調査する「日本常民文化研究所」と、大学院の歴史民俗資料学研究科にあります。

歴史の教員、博物館学芸員、文化財行政、地域プランナー、研究者として、歴史や民俗を過去のものとせず、現代社会に寄与できる人材を育てていきます。

歴史民俗学科 メッセージ動画

現在を知るために過去を知り
未来のために活用する

国際日本学部のコンセプトである「世界を知る」をベースに、歴史民俗学科では、現在を知るために過去に学び、過去を知るからこそ現在をより理解できる、という双方向性も重視しています。

今、世界各地でさまざまな軋轢が生じていますが、これらは歴史認識のずれによるものが少なくありません。私たちは過去に学ぶことが必要であり、その学びなくして世界を見ることはできないのです。
学びを深めるうえでは、歴史学、民俗学という専門性を究めたうえで、常に課題意識を持って過去から読み解き、現代に応用する力が求められます。

高校までの歴史教科書では、大きな事件や重要人物だけに終始しがちですが、そうした歴史的事象の背景に、どのような普通の人々(常民)の生活があったのかを知り、現在までのプロセスを社会史・文化史や民俗の観点から学びます。

歴史と民俗の両方の観点を持ち合わせることは、文化創生という観点につながります。常民の生活文化、歴史を把握できているからこそ、現代の文化資源や観光資源の活用を考えられる人になるのです。

興味の幅を広げて学び
地域に役立つ人材になる

国際日本学部では学科間の垣根を低くし、学部共通科目やゼミナールなど、所属学科以外の学科の科目も履修することができるようにしています。

歴史民俗学科と日本文化学科では、重なり合う分野も多く、どちらも「日本」をベースに、歴史・民俗に軸足を置くか、文化に軸足を置くかによって、専門性が異なります。歴史・民俗を学びながらも、日本文化への興味を持つ人もいるでしょう。
国際文化交流学科の科目を履修し、地域でのフィールドワークや実習に加え、留学するチャンスも持ち、日本から世界へと視野を広げて考えることもあるでしょう。

歴史民俗学科では4年間の学びを通じて将来への選択肢を幅広く持ち、地域の活性化に役立つ人材を育てていきます。

入試の特徴

歴史民俗学科では、日本の古代から現代までのすべての時代の「歴史」、日常生活の中で伝承される信仰や儀礼また昔話・伝説といった「民俗」についての学びを深めます。

また、歴史や民俗の知識を社会で活用することも「文化創生」の視点で学びます。フィールドワークや実習など体験型学習も充実。さらに研究を深めるステージとして大学院「歴史民俗資料学研究科」を用意。教育や研究を世界的な研究所「日本常民文化研究所」が支えます。

地域の歴史・民俗、東アジアとの関係についても関心がある人におすすめです。多様な入試を取り揃えています。

個性にあった入試方式 ~こんな人に向いています~

推薦系入試

日本の歴史や民俗について深く学びたいという意欲のある人、ならびに歴史・民俗に関わる活動において顕著な実績を有する人

外国人留学生・帰国生徒等入試

外国での異文化体験を積極的に生かしながら日本の歴史・民俗に興味を持ち、世界的視野に立った真の国際人として社会に貢献できる人(日本語能力を要する)

試験科目型入試(一般入試・給費生試験)

教科・科目の学習において基礎力を身につけてきた人、得意科目を生かした受験をしたい人

一般入試A方式

一般入試B方式

詳しくは神奈川大学公式サイト「学部入試のご案内」を参照ください。